妻木晩田遺跡国史跡指定から四半世紀 研究進むも深まる謎 弥生の暮らし迫れるか

  • 発掘調査で見つかった遺跡唯一の板材。クリの木を加工し、縄で結ばれた痕跡が見られる=19日、大山町妻木のむきばんだ史跡公園

 弥生時代の巨大集落跡「妻木晩田遺跡」(大山町妻木)の国史跡指定から昨年12月で四半世紀を迎えた。本紙は今月、調査研究に携わる鳥取県立むきばんだ史跡公園の職員による研究動向などを記した寄稿文を掲載したが、その全容は現在も多くの謎に包まれているという。研究を通じてなお深まる遺跡の謎とは。

 妻木晩田遺跡は大山北側の丘の上に営まれた弥生時代の大規模な集落跡で、広さ170ヘクタールと弥生時代の遺跡としては国内最大級の規模を誇る。弥生時代中期(紀元前約1世紀)に居住が進み、古墳時代前期(3世紀後半)まで生活していたと考えられている。

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