鳥取県南部町のとっとり花回廊で、パンジー・ビオラ展が開かれている。全長100メートルの屋根付きの回廊「クリスタルロード」は色とりどりの花々で彩られ、寒さの中でも春の訪れを感じさせている。3月23日まで。
会場には、全国の花苗メーカーや育種家が手がけた約400品種が勢ぞろい。春の日だまりを思わせる淡いピンクの「ひだまりラビン」や、オレンジをカットした断面のような模様の「ときめきビオラ・オレンジボム」などの品種が並び、来場者はその姿と甘い香りを堪能していた。
入場ゲート近くには今年の干支(えと)にちなみ、黄色のパンジーでヘビを描いた縦横1・8メートルの花絵も展示されている。町内の70代女性は「毎年楽しみにしている。いろんな色合いのパンジーとビオラが見られて楽しい」と話した。