釣れ釣れ草 準備が釣果を分ける

 平成・昭和を代表する大名人「大西満」さんから多くを学んだ。しかし、まねにも限界があり、釣技は遠く及ぶものではない。しかし、準備に関する心構えは半分くらい近づけた。

 ちょうど今ごろだったろうか、メバル&ガシラ釣りに出かけたことがある。毎度のことではあるが、釣果の差は歴然。経験や釣り方そのものも違うことは当たり前だが準備が決定的に違うことに気がついた。

 出かける前に、メバルやガシラに使えそうな手持ちの仕掛け、それも何年前に買ったかも定かでないバラバラの規格のものを持参した私に対して、大西さんは前回釣行の帰宅後に次の釣行に備えて改良した自作品を当然のように準備する。

 また、「イカナゴがまだ出回っていませんので、念のためにメバル用にシラサエビを準備していきましょう。サビキだけではアテになりませんので」との提案があった。私が独りで釣行するなら、サビキ仕掛けだけで出撃したに違いない。大西さんのこの推理も効を奏する結果になった。

 船内のほとんどがサビキ仕掛けでシラサエビを持ち合わせていない。

 この日の大西さんの釣果は、メバルとガシラを合わせて43尾。私が31尾。他の同船者は5~10尾程度がほとんどであった。他の同船者と私たちの差はシラサエビを持参したか否か、私と大西名人とは腕と準備の差ということになる。

 腕の差に加えて準備まで違ったらこんな結果になって当たり前ですわなぁ。

 とにかく釣りは準備が釣果を分けると心しよう。

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