鳥取砂丘の緑化を防ぐために除草された雑草「チガヤ」を使った和紙のポストカードに、とっとりふるさと大使のポケモン「サンド」と「アローラサンド」がデザインされた新作が誕生した。サンドの日(3月10日)を前に同2日から鳥取砂丘ビジターセンター(鳥取市福部町湯山)で店頭販売する。9日のお披露目会にはサンドとアローラサンドも登場する。
同センターとポケモン社(東京都)がコラボして企画。横長のポストカードには砂丘やハマヒルガオ、サンド、アローラサンドが描かれている。和紙の作成は、因州和紙伝承工房「かみんぐさじ」(同市佐治町福園)が担当。チガヤ繊維の含有量はサンドにちなんで3・10%に設定した。税込み700円。
9日午後からは、因州和紙で色を付ける「ちぎり絵体験ポストカード」の販売も開始する。切り絵、台紙、和紙がセットで、サンドたちと砂丘の景観を自由な色彩で表現できる。同550円。
9日午後1時半からは、同センターで商品のお披露目イベントを開く。ポストカードをセンター内のポストコーナーに投函(とうかん)すれば、福部郵便局による鳥取砂丘の消印付きで届く。居川凌副館長は「除草活動の成果物でもあり、砂丘らしいかわいいお土産になった」とした。