飲食業の持続可能性などについて考える「第9回次世代食文化フォーラム」が2月27、28両日、米子コンベンションセンターであった。鳥取、島根両県の飲食業者や一般の約40人が参加。パネリストとして各地から招かれた著名な料理人たちと意見を交わした。
同フォーラムは、食文化ルネサンス(東京)が2022年秋から各地で開催。今回は、100以上の関連業者でつくる「山陰飲食の会」(会長・松田幸紀かばはうすホールディングス社長)との共催で「地域が一体となった飲食業発展のモデル地域を目指して」をテーマに開いた。
はじめに、パティシエの鎧塚俊彦さん(59)らが基調対談。経営者や料理人、後輩を育てる教育者の立場から、地方を盛り上げることや地元の強みを生かして全国的なブランドを作り上げる必要性について持論を述べた。グループワークでは、参加者が熱のこもった討論を繰り広げた。
昨年11月から準備してきた松田会長(50)は「これからの飲食店を担う人たちのモデル形成を学ぶ良い機会となった」と話した。