ゲーム通し為替理解 赤碕中で金融経済学習

 中学生が金融経済のプロから為替について学ぶ特別授業が、琴浦町の赤碕中で行われた。資産運用相談を担当する山陰合同銀行の行員が講師となり、生徒らは輸入を模したゲームを楽しみながら為替レートの影響について学んだ。

 生徒らは円安と円高が経済に与える影響を学んだ後、米国から1個1ドルの消しゴムを輸入するゲームに挑戦。出た目によって5~10円ずつ為替レートが変動するサイコロを10回振るうちに3回の輸入を行い、支払額の少なさを競った。

 為替レートは1ドル150円から始まり、サイコロの目は3回連続して円高に。130円になったタイミングで複数の生徒が輸入を行ったが、最終的に1ドル85円まで円高が進んだ。生徒はサイコロが振られる度に一喜一憂し、大いに盛り上がった。

 真山咲月さん(15)は「円高だけが良いことだと思っていたが、円安のメリットも知ることができた。将来は海外で働きたいので、為替にも関心を持ってみたい」と話した。

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