グリスロ5月28日開始 倉吉、「ライドシェア」活用

 倉吉市などは26日、中心市街地で導入する低速走行電気自動車「グリーンスローモビリティ」について、5月28日に運行開始することを決めた。規制緩和された乗り合い運送による「ライドシェア」を活用した全国初の事例で、生活交通の維持と観光客の周遊促進の役割を担う。

 この日発足した運営協議会が、市の計画案を承認した。土、日、祝日は観光客向けに白壁土蔵群などを巡る3ルートを1日5便、水、木曜は明倫、成徳両地区の住民向けに地区内2ルートを1日4便運行する。

 5月28日~6月15日は無料で、7月2日から運賃を徴収する。料金は1日乗り放題(予約不要)で大人200円、子ども100円。運行期間は3~11月を計画している。

 「ライドシェア」制度はこれまで過疎地区でしか認められていなかったが、同市が国土交通省に制度拡充を求めた結果、今年2月に「過疎地を含む市町村」に緩和された。

 同協議会の寺谷康之会長は「観光客の利便性が高まるだけでなく、地域の足にもなることで住民同士の交流が生まれる」と期待感を示した。

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