23歳の若さでこの世を去った八頭郡丹比村南(現・八頭町南)出身の歌人、杉原一司(1926~50年)の初となる全集が刊行された。既刊資料から短歌を中心に評論やエッセーなどの作品を網羅的に収録。編者の一人である鳥取大地域学部准教授の岡村知子さん(43)は「歌人や短歌好きの人に詠み継いでほしい」と呼びかけている。
杉原一司は鳥取商業学校(現・鳥取商業高)在学中に鳥取の文学者、吉村撫骨の指導を受け短歌を始め、太平洋戦争末期からモダニズム歌人の前川佐美雄氏に師事。敗戦後は歌人の塚本邦雄らと同人誌「メトード」を立ち上げ、精力的に活動した。