倉吉の春の風物詩「くらよし打吹流しびな」が6日、同市東仲町の白壁土蔵群を流れる玉川で行われた。川沿いは菜の花や桜で飾られ、着物姿の子どもらが願い事を書いた絵馬をそっと川に流し、訪れた多くの保護者や観光客が目を細めて見守った。
倉吉打吹ライオンズクラブ(LC、中島弘起会長)が、玉川の浄化と子どもの成長を願って毎年開催し、今年で39回目。園児らは「絵が上手になりますように」「プリンセスになれますように」などと絵馬に書き、願いを込めて流した。
流した絵馬は同LCが下流で回収し、近くの賀茂神社に奉納。来年のとんど祭りでたきあげるという。
倉吉愛児園の小椋絢葉ちゃん(5)は「アイドルプリキュアになりたい。夢がかないますように、と流した」と笑顔。中島会長は「子どもたちの健やかな成長を願いながら玉川もきれいにして、さらに元気な倉吉にしたい」と話した。