鳥取県内の原木シイタケ生産者が乾シイタケの出来栄えを競う「第65回県しいたけ品評会」が、鳥取市五反田町のしいたけ共選所であった。最優秀賞の林野庁長官賞に森正寿さん(鳥取市)のこうしん中葉厚肉、長谷川和郎さん(同)の上どんこが選ばれた。上位入賞の出品物は6月に埼玉県久喜市で開かれる「第56回全農乾椎茸品評会」に出品される。
今年は、こうしん4部門、どんこ2部門に31点が出品された。審査員らは段ボール箱に入った乾シイタケのかさの形状や肉の厚み、色沢などを念入りに評価。シイタケの上下を入れ替えるなどして、大きさや品質などを確認しながら順位を決めていった。
県産材・林産振興課は「天候の影響もあり、昨年より収穫量は低調ぎみだったが、今後も生産者および技術力向上の支援にあたりたい」と話した。