4年ぶり”コヤソニ” 9月、ロックとお笑いの融合 家族連れや年配の方にも

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 吉本新喜劇のお笑いタレント、小籔千豊(49)が主宰する音楽フェス「KOYABU SONIC(コヤブ ソニック) 2023」(9月16~18日、インテックス大阪4、5号館)を4年ぶりに開催する。

 夏に各地で上演のロックフェスと、吉本のお笑い芸人が融合する“コヤソニ”は08年から始まり、小籔の個人的人脈での大物アーティスト参加と、人気芸人が次々登場する独特の内容が人気を呼んだ。小藪に言わせると「1回きり」と思って始めたそうで、いったん14年で終了宣言するも17年に復活。すっかり恒例になりかけたが新型コロナウイルス感染拡大のため、開催予定だった20年は直前に断念、以後休止していた。

 小藪は「コロナが落ち着いてきたら“できたらいいなぁ”と。他のフェスの様子をうかがっていて“そろそろやらせてもらってもいいなぁ”と思った」と並々ならぬ開催への思い入れを吐露。「サマソニファンには“ダサ過ぎて行きたくない”と思われるかもしれない。でも他のフェスがおしゃれなイタリアンレストランなら、僕らは地元商店街の居酒屋。でもアーティストと芸人は一流店以上と自負してます」と自信のほどを口に。「サマソニというと“屋外で若者だけ”というイメージがあるが、僕は家族連れや年配の方にも楽しんで頂ける会場設営を心がけている。室内でやるのもそのためですが、他に子どもたちが長時間滞在しても飽きない工夫とかいろいろ考えています。最初の頃は“ロックとお笑いは融合できない!”と言う方も多かったが、今ではそれぞれの演者が楽しんでやってくれている。これが大事やと思てます」とオンリー・ワンへの気概を口にした。

 小籔自身は16、17日、川谷絵音(ゲスの極み乙女)、中嶋イッキュウ(tricot)、作曲家でピアニストの新垣隆、くっきー!(野性爆弾)との5人組バンド「ジェニーハイ」でトリを担当。18日はYouTube企画で千原ジュニア、フットボールアワーと組んだ「バレンシアガ」でオープニングを務める。サプライズのアーティストは“後日発表する”とだけ語り、言いたくて後ろ髪を引かれながら「ド肝を抜かれる準備をしとってください」と予告だけした。

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