城田優、”三刀流”全力で ミュージカル「ファントム」 7月22日から梅田芸術劇場

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 フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説「オペラ座の怪人」を原作に脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンによって生まれたミュージカル「ファントム」が7月22日~8月6日、大阪市北区の梅田芸術劇場で上演される。

 2019年に続き、城田優演出・主演による再演で、主演のファントム役のWキャストは加藤和樹。ヒロインのクリスティーヌには、宝塚歌劇団雪組の元トップ娘役時代にも同役を演じた真彩希帆と、文学座の若手で先日ブロードウェイ・ミュージカル「ドリームガールズ」にも出演した女優のsara。

 クリスティーヌを思うファントムの恋敵、シャンドン伯爵役には大野拓朗と、演出&ファントムの城田が“三刀流”で挑戦する。城田は「演出と主演と、今回はもう一役。正直不安でいっぱいだが、自分で決めたことではある。とてつもなく面白いことになるよう全力で挑戦したい」と気炎を上げる。

 saraは「たくさん感情を動かして帰っていただけるようがんばりたい」と初々しい。東京を経て大阪で上演されることが多いが、今作は大阪が先だ。兵庫出身のsaraは「大阪は特別な場所で梅田芸術劇場には小さい頃から通っていた。そこでクリスティーヌを演じられる奇跡、すごくメモリアルな瞬間になるだろうな。大切に演じたい」と目を輝かせる。

 再演に向け、城田は「前回以上のアイデアや目で見て面白いと思っている効果など打ち合わせを進めている。前回とはひと味違う、よりファンタジックなファントムの世界にお連れすることができるはず」と自信を見せ、3役というほかに例を見ない挑戦に「できないことをできるようにすることがゴール。千秋楽まで『ファントム』一筋でいく」と気合十分。

 ほかカルロッタに石田ニコルと皆本麻帆、アラン・ショレに加治将樹、ジャン・クロードに中村翼、文化大臣に加藤将、ルドゥ警部に西郷豊、そしてゲラール・キャリエールに岡田浩暉。

 問い合わせは電話06(6377)3800、梅田芸術劇場。

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