因幡元気大賞に兎ツ兎ワイナリー 文化、教育的な取り組み評価 県経済同友会東部地区

 鳥取県東部の地域振興に貢献した人や団体に贈られる因幡元気大賞(鳥取県経済同友会東部地区主催)に、地域での持続可能なワイン造りに取り組む兎ツ兎(トツト)ワイナリー(鳥取市国府町麻生、前岡美華子社長)が選ばれた。同会の定時総会で表彰式があり、前岡社長が講演で今後の目的を語った。

 ブドウ栽培から醸造だけでなく、セミナーや学校への訪問授業など文化、教育的な取り組みへの積極的な姿勢や事業が環境問題や地域の持続可能性につながっている点が評価された。

 同会の米原正明代表幹事から表彰状を受け取った前岡社長は「もっと頑張れという励ましと受け止め、目標へと向かっていきたい」と喜びを語った。

 講演で前岡社長は、循環、完結する持続可能なワイン造りの歩みを振り返りるとともに「鳥取の気候風土や地域の個性を表すテロワールをワインから感じてほしい」と訴え、今後も耕作放棄地などで栽培を拡大していく計画を説明した。

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