関西フィルハーモニー管弦楽団は10月12~14日、ゲント(ベルギー)、パリ(フランス)、フランクフルト(ドイツ)の3カ国3都市で第2回欧州公演を行う。8年ぶり、2回目の渡欧で、フランクフルトの街頭やホール内で告知を掲出して大阪のプロオケの登場を積極的に宣伝している。
関フィルは「クラシック音楽の裾野を広げる」ことを目指して関西2府4県を中心に地域に根差した演奏活動を行う一方、フランス人のオーギュスタン・デュメイさん(ベルギー在住)を音楽監督とし、毎年ヨーロッパ在住の指揮者やソリストと共演を重ねてきた。
2回目の欧州公演は楽団創立50周年記念事業として2021年度に予定していたがコロナ禍で延期になり、今年ようやく実現した。
指揮はデュメイさんとマテュー・ヘルツォークさん、そしてピアノの児玉桃さんと共演。デュメイさんは弾き振りを含めバイオリニストとしての演奏技術も発揮するプログラムを予定している。
「クラシック音楽発祥の地の聴衆に、独自の発展を遂げた日本のオーケストラの姿を披露することで、日本の文化の発信と国際交流の一助となるべく努めます」と楽団。
日程は以下の通り。12日=ゲントのDe Bijlokeミュージックセンター▽13日=パリのラ・セーヌ・ミュージカル▽14日=フランクフルトのアルテ・オーパー。