京町堀の新たな象徴に voco大阪セントラル開業

 IHGホテルズ&リゾーツのプレミアムホテル「voco大阪セントラル」(大阪市西区/宍倉大地総支配人)が開業した。日本初の「voco」ブランドで、京町堀を象徴する歴史的建造物として親しまれた旧京町ビルの跡地に建ち、新たな人の流れや文化を創っていく。

 ロビーエリアは京町堀の歴史の象徴的なアイコンである「蔵」に着想を得てデザイン。旧京町ビルで使っていたレトロな郵便ポストを館内ポストとして活用するほか、鋼製扉を再利用したオブジェなどを配し、象徴的だった外観のレリーフを吹き抜けレストランの天井のモチーフに使う。

 全191の客室は白とグレーを基調に、黄色や青をアクセントに効かせたモダンなデザインで、環境に配慮したアメニティーを採用。ウェスタングリルレストラン「LOKA(ローカル)L HOU(ハウス)SE」は地元に根付く食文化や旬の食材をとり入れた創作料理を提供する。

 チェックイン時にオリジナルキャンディーをプレゼントするなど「ようこその気持ち」を表現し、宿泊客らの「自分らしく過ごす時間」を大切にしていく。宍倉総支配人は「京町ビルをリスペクトし、ここから未来に発信できる場所にしていきたい」と話している。

 客室は21~40平方メートル、レストランは92席、カフェ&バーは31席。フィットネスルーム、ミーティングルームあり。

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