健康経営推進協会代表理事の斎藤ゆめ氏は「第4回幸せを運ぶハチドリ会」で講演し、企業を成長させ“幸せ企業”にしていくためのポイントとして、経営理念・ビジョン、人事評価制度などとともに、「自己認識力(自身の性格や能力を理解することで、組織での役割の把握や人間関係の改善などにつなげること)を高めるための取り組みが重要」と強調した。
斎藤氏は「幸せに働ける企業をつくる」をモットーにプロコーチとして活動しており、健康経営推進の一環として心理的安全性の高い職場づくり(成果に向けてだれもが不安を感じず活発なコミュニケーションができている状態)にも力を入れている。
講演は大阪市北区で3日に実施。心理的安全性について述べた後、自己認識力について解説。自己を把握する方策として、脳の活性化、集中力のアップなどが期待できるマインドフルネスの活用例を紹介した。
マインドフルネスは「今」を大切にした心のありようを示しており、マインドフルネスを日常生活に導入する一例として、斎藤氏は呼吸法による瞑想(めいそう)を参加者全員で行うことを提案。「自分に合った方法で行ってください」とアドバイスした。
ハチドリ会は「人々の幸せ創造協会」(石川竜三会長)が、普及・啓発活動の一環として開催しており、この日は尾谷昌彦氏(ホワイトアフェリエイト代表)の宇宙についての講演に続いて、石川会長が協会の取り組み、今後の計画などを紹介した後、「八方よしの社会による真の共存社会を実現させよう」と呼びかけた。
心理的安全性を解説 「ハチドリ会」が講演会
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