今日、6月14日は「球音を楽しむ日」だそうだ。2000年のこの日に東京ドームで行われたプロ野球の巨人と横浜の一戦、当時監督だった長嶋茂雄氏が提案し、「球音を楽しむ」目的でトランペットや太鼓などの鳴り物を使った応援を自粛してもらったことにちなむ◆思えば3年前、コロナ禍に入ってすぐのころの無観客試合で、ボールがミットに収まる音や木製バットの打音、選手たちがかけ合う声などに新鮮さを感じた。それがもう随分前のことのように感じられる◆それ以降も自粛を求められていた声出し応援が解禁されたのは、ほんの3、4カ月前。これには「まだそれほどしかたっていないのか」と驚きを感じる。それくらい、すっかり元の姿に戻ったスタジアムを見慣れてしまった◆昨年、一度スタジアムを訪れたが、まだ声出しはNG、手拍子だけで少し物足りなさを感じた◆昔ほどではないが、最近またテレビでの野球中継が多くなり、観戦する機会が増えた。以前のように盛り上がるスタジアムを見ると、やはりライブで味わったあの感覚が頭に浮かび「早く行きたい!」と心が刺激される。6月に入って少し足踏みしているものの、久々の「アレ」を目指してひた走るひいき球団の好調ぶりにも強く背中を押される。(岡)