画業30年の集大成 北区 ジミー大西さん作品展

 お笑いタレント、ジミー大西さん(59)の画業30周年記念作品展「POPOUT」が14日、大阪市北区の阪急うめだ本店9階ギャラリーで始まった。26日まで。

 破天荒な芸風のジミーさんは高校卒業後に吉本興業に入り、明石家さんまさんの運転手などを経てテレビなどで活躍。1990年代に画家の岡本太郎さんに作品を認められ、「キャンバスを突き破れ!」との激励はがきをもらったことで画家転向を表明し、スペインなどに滞在して創作活動を続けた。

 2015年に一度は「創作活動を時給に直すと割に合わないから画業引退」を宣言したが、20年にさんまさんの勧めで復活。同社創業110周年記念のイベントとして作品展を企画し、昨春から1年をかけて北海道から沖縄まで計9カ所を巡回した。大阪が最終地となる。

 自身の保管庫に所蔵する約400点から時代ごとの絵画と立体造形約100点を厳選。人手に渡った2作も借り、巡回中の各地で新たに感じて創作した作品も順次加えた。ジミーさんは「来年還暦なので作品展はこれが最後。後は回顧展をやってください」と話す。

 入場料は一般1200円、大学・中高生千円。小学生無料。

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