大阪市西区の市立中央図書館1階エントランスギャラリーで、菊のような模様がある「菊花石」の展示会「NEO菊花展」が行われている。愛好会「地花会」(石原宣夫会長)の協力で大小約40点を展示。多くの来館者が自然の力で偶然生まれた美しい模様に見入っている。7月5日まで。
石原会長(76)=同区=は約50年前から岐阜県・根尾谷などの産地へ通い、調査や収集、記録に注力。産出の激減を受け、全国に散逸した菊花石や自身の収蔵品、調査の成果などを著書「NEO菊花石」(リーブル出版社、132ページ、4400円)にまとめた。
今回の展示では内容の一端を実物とパネルを交えて分かりやすく紹介。「貴重な“自然の花”としてより多くの方にご覧いただきたい」と魅力を発信している。
午前9時15分~午後8時半(土日祝は同5時)。著書は同図書館などへ献本されているほか、全国の書店やアマゾンで販売中。