コンシェルジュの厳選した書籍を自由に楽しめる大阪市北区の「梅田蔦屋書店」に、シェアオフィスの機能性とラウンジの居心地の良さを併せ持つ「SHARE LOUNGE(シェアラウンジ)」がオープンした。カフェ・ワークスペースとしては梅田最大級の176席を用意。多彩なイベントも開催し、新たな「コミュニケーションの起点」になることを目指している。
シェアラウンジは、2019年11月に東京都渋谷区の「TSUTAYA BOOKSTORE」にオープン。コロナ禍で働き方が多様化する中、多くの支持を集めて店舗を拡大、9日時点で国内22店舗(梅田を含む)を展開する。
「梅田蔦屋書店」は、二つのラウンジエリアで構成。店内中央に位置する「ガーデンエリア」(81席)は最大6人が利用できるボックス席など複数席を多く備え、カフェ・バーとしても使い勝手のいい空間を提供する。「スカイエリア」(95席)には、JR大阪駅を真上から見渡せる窓際席を設置。会議や商談、女子会などに最適な個室もある。
コンシェルジュ厳選の書籍は約2千冊。料金プランはソフトドリンクプラン60分1100円、同1日利用3850円、学生プラン60分880円、同1日利用3080円など多彩で、ジュースやコーヒーなどのドリンク、ナッツ、スナック、ソフトクリームなどフードの利用も含まれる。
公式アプリを使えば、利用日の2週間前から利用開始時間の15分前まで予約可能。クレジットカードをアプリに登録し、アプリから予約することで店頭の専用端末にQRコードをかざし、スムーズにチェックインと支払いができるのも特徴だ。
同店を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ新業態開発本部の鈴木真悟本部長は「これまで関東中心に展開してきたが、全国でニーズがあると見据え、この関西、梅田の旗艦店をフックに出店を加速させていきたい」と話した。