大阪市港区の八幡屋公園で南米原産のジャカランダ(ノウゼンカズラ科)が開花しており、房状に咲き連なる薄紫の花が訪れた人たちの目を楽しませている。
「紫雲木(しうんぼく)」の和名を持つジャカランダは、カエンボク、ホウオウボクと並ぶ「世界三大花木」の一つに数えられ、成長すると樹高が約15メートルにもなることで知られる。
同公園では約25年前からジャカランダを少しずつ増やし続けてており、現在は随所に116本を植栽。このうち大阪市中央体育館の屋根部分・グリーンヒルズ展望台へ続くスロープ通路にある「ジャカランダ並木」は名所として来園者に親しまれている。低い位置に開花する木も多く、間近で観賞できるとあって好評だ。
管理する八幡屋パークセンターによると今季の一番花は5月下旬に確認。例年よりも花数が多いことから、枝先を一層豪華に彩り、開花期もやや延びているという。花は天候にもよるが今月いっぱい観賞できる見込み。