【日日回顧録】“阪神どん底”不振要因は【昭和32年6月25日】

 8ページ建ての2面はスポーツと経済面。「阪神不振のどん底にあえぐ」の見出しで、流感の打撃だけではない不振の要因を探っている。威力の落ちた大崎、渡辺投手、左腕投手にもろい打線、田宮外野手らの負傷がひびいた。関西プロボクシング界は活況で、明日のホープ育成に力コブ。国際収支改善緊急対策を打ち出した政府の措置が輸入金融の抑圧や国内の投資需要を金融で抑える“金融偏重”に流れている事実の解説、伊藤銀証券専務取締役の「私はこう見る」は“今は選別研究の時期”。広告には「大黒ポートワイン」大瓶(赤・白)200円、徳用一升瓶580円。映画はマリア・シェル主演「枯葉」が公開。

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