新ブレンド珈琲 大谷大生ら開発 伊藤珈琲とタッグ 来月から「尋」販売

地域ニュース、主要

 大谷大学(京都市北区)は、学生の主体性を伸ばす活動の一環として、学生会が中心となり、地元の伊藤珈琲(コーヒー)と連携して学生好みのオリジナルブレンド珈琲「尋(じん)」を開発、7月1日から販売する。2012年にも似た取り組みを行い「はるかぜ」と「Young Leaves」というコーヒーを制作し、協力した地元の伊藤珈琲で販売してきた。

 学生会のメンバーを中心に「大谷ほっとコーヒープロジェクト」を始動し、豆の選択、焙煎(ばいせん)度、味、香りなどを比較検討し、学園祭やオープンキャンパスで試飲を行い、幅広い人の意見を取り入れた。その結果、濃いがあっさりで飲みやすく味が際立った新ブレンド「尋」が出来上がった。

 参加した教育学部3年の中野隆希さんは「多様な意見をまとめる難しさを学んだ」、嶌本愛さんは「学外の人と関わったことから社会性を学んだ」と成果を語った。

 大谷大学は座学だけでなく学生の自主性を重んじた教育方針で、日頃から地元地域と交流を行い、常に学生の自発的な活動や地域貢献の取り組みを支援している。また、授業の一環や単位認定のプログラムではなく、純粋に学生が自発的に目的を持って活動しているのが特徴。

 学生部長の藤枝真教授は「特に地域連携の活動等を学ぶコミュニティデザイン学科では、自発的に学内外と関わる活動を希望する全ての学生に対して機会を提供しているので活用してほしい」と語った。

同じカテゴリーの記事