天神橋巡る友情歌 野上こうじと司紘人が生歌でPR 同じ地名の福岡、石川でも披露

 男同士がデュエットするご当地ソング「天神橋」を歌う野上こうじ(60)と司紘人(51)の2人が大阪・天神橋商店街の5丁目にあるイベントスペース「まちMALL天5店」で連日生歌キャンペーンを展開。来場者を相手にじゃんけんしてグッズや記念品をプレゼントし話題になっている。

 「天神橋」は、2018年秋に出した「白いストレリチア」のカップリング曲だったが、同じ名前の地名で、1番・大阪キタ、2番・石川金沢、3番・福岡中洲と各地を舞台にした男同士の友情ソングという物珍しさがウケてカラオケなどで評判となり、21年春に再レコーディングした。

 この間、コロナ禍で満足にキャンペーンなどができなかったが、5月に5類引き下げで規制緩和されたことで宣伝に再着手。大阪キャンペーン用にジャケットは、大阪城と通天閣、さらにたこ焼きとお好み焼きというベタなデザインに一新。CDは歌とカラオケの計2曲のみの収録で販売価格も税込み千円で買いやすく、評判も上々。

 全国の天満宮や天神社の周囲には「天神橋」は数百あると言われる。2人は当分大阪で活動し、7月17日午後には大阪・北浜のエル・シアター(府立労働センター)で開催予定の「チェリティー笑顔でつなぐコンサート大阪」(出演・角川博、北原ミレイ、瀬口侑希、舞乃空ら出演)にも出演が決定。8月には金沢に移動して活動を開始、冬には福岡入りする計画。

 珍しい男同士のデュエットに「今どきは、カラオケで男性上司が女性部下をデュエットに誘うのも気遣う時代。その点、この曲は歌好きの男同士で遠慮せず楽しく歌えます。宴会などで歌ってもらえれば」と野上。同じ事務所に所属する司も「僕も遊びの延長気分で歌って楽しんでいます」と笑顔で相づち。

 2・6キロある日本一長い天神橋筋商店街を日々歩いて巡り、買い物客にチラシを配って口コミで会場への来場を呼びかけ。2人は「随分歩いたね。ホントに長い商店街だけど、歌いながら歩いていると距離を忘れそうに。ぜひ大阪から火が着いてほしい」と意欲十分だ。

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