とっとりの鉄道120年 第2部 鉄道の発展と地域 (27)桃観トンネルの建設秘話

難工事の連続で犠牲者も

  • 1970年ごろの桃観隧道西口。隧道入り口上部には鉄道院総裁・後藤新平が揮毫した石額がある
  • 桃観隧道工事に伴う犠牲者を弔う招魂碑。朝鮮人7人を含む27人の犠牲者が出た=兵庫県新温泉町久谷の久谷八幡神社

 山陰線最大の難工事は、兵庫県の桃観(とうかん)峠(久谷~余部間)をトンネルで抜くことにあった。しかし峠下を通す場合、トンネルを短くすると標高は高くなり、低くすれば長くなる。トンネルは東口辺りの標高が...

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