大阪市消防局(橋口博之局長)は6日、東大阪市の同局高度専門教育訓練センターで救急救命技術研修会を行った。7日までの日程で大阪市内25署からそれぞれ救急隊と消火隊の連携隊(7人)が出場し、救命連携活動のさらなる強化を図った。
訓練は飲食店の客が意識を失ったという想定で開始し、現場に先着した消火隊が傷病者の状況を伝え、後続の救急隊と連携。医師や指導救命士が見守る中、隊員は救急車への搬送中も途切れることなく胸骨圧迫が可能な「自動式心マッサージ器」などを駆使しながら迅速、確実な救命活動に取り組んだ。
開会式で橋口局長は「今や救急隊と消火隊の連携は必要不可欠な要素。研修会を通じて市民の安全、安心につなげてほしい」と呼びかけた。本研修会で最優秀連携隊に選ばれた救急隊は同局代表として本年度の「第7回大阪府下救急救命技術研修会」に出場する。