歩いていると、スピードを出した自転車の若者がすぐそばを通り過ぎて「危ないなぁ」とつぶやく。車を運転していたら、おじさんおばさんの交通ルール無視の自転車にヒヤッ。「どこ走っとんねん」と声が出る◆この4月から年齢を問わず自転車に乗る全ての人にヘルメットの着用が努力義務化された。生活圏の地元ではヘルメットを着用している人が少しずつ増えているように感じる。やはり、ヘルメットを着用している人は安全を心がけているのだろう、その運転もおだやかに見える◆筆者も自転車に乗る時はスクーターのヘルメットを流用している。通気性が悪く気温が上がるにつれて蒸れ感も比例するが、短時間なので我慢の範囲内。今のところ買い替えるつもりはない◆そしてまた一つ「危ない」が増えそうだ。今月1日から電動キックボードが16歳以上なら無免許OK、ヘルメット着用も努力義務という改正道路交通法が施行された。いとも簡単な改正に疑問をぬぐえないのは確か◆時速6キロだと歩道も通行できる。飲酒運転の電動キックボードとトラックの衝突事故もあったばかり。便利な乗り物だが、便利さと引き換えに安全がないがしろにされているように感じるのだが。そんなに早く移動する必要もないだろうに。(松)