華やか渡御列に喝采 「生国魂祭」本宮

 大阪市天王寺区の生国魂神社(中山幸彦宮司)の夏祭り「生国魂祭」は12日、本宮を迎えた。コロナ禍で大幅縮小されていた陸渡御が4年ぶりに復活し、祭神を乗せた御鳳輦(ごほうれん)をはじめ約500人からなる渡御列が大阪城内のお旅所跡を目指した。

 同日は朝の本宮祭に続いて枕太鼓を先頭に渡御列が出発。獅子舞や馬車、みこしなどが続々と谷町筋を北上する中、沿道の人たちが拍手で迎えた。

 大手前芝生広場にあるお旅所では「元宮駐輦祭(もとみやちゅうれんさい)」が執り行われ、伝統の手締め「生国魂締め」で豪快に締めくくられた。中山宮司は「4年ぶりにふさわしい、いいお祭りとなった。今年を契機に本格的なお祭りの復活を目指したい」と話した。

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