しっかり煮込んだ自信作 ジビエカレーを開発 鳥取商業高と海自コラボ

 鳥取県内で駆除されたシカを有効活用しようと、鳥取商業高(鳥取市湖山町北2丁目)と海上自衛隊などが、オリジナルのジビエカレーを開発した。生徒らが県庁を訪れ、平井伸治知事に商品化したことを報告した。

 

 商品開発などに取り組む同校の生徒が県民に親しみやすいレシピ開発を進めるに当たって、カレーで有名な海自で調理などの専門教育を行う第4術科学校(京都府舞鶴市)が協力。完成したレシピを基に、県内でジビエ料理普及に取り組む「いなばのジビエ推進協議会」会員のスーパー、サンマート(本社・鳥取市)が自社で販売するシカ肉を使い商品化した。

 メニュー名は「鹿り(しっかり)煮込みました! とっとりジビエ鹿カレー」。3種のルウをあいがけにしており、柔らかく煮込まれたもも肉やスパイスの効いたひき肉などが楽しめる。価格は千円。サンマート湖山店(同市湖山町東2丁目)と湯所店(同市材木町)内のレストランで提供する。

 鳥取商業高では12月に開く恒例の「鳥商デパート」でジビエカレーの販売を目指している。3年の沢春奈さん(17)は「自信作ができたので、多くの人に食べてもらいたい」と語った。

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