「何これ!」「きれい」 きょう夢みなとタワーで開幕 旅する光の切り絵展

 中国地方初開催の体験型イベント「旅する光の切り絵展」(新日本海新聞社主催、鳥取県観光事業団共催、フーズマーケットホック特別協賛)の開幕式と内覧会が14日、鳥取県境港市の夢みなとタワーで行われた。関係者がテープカットで開幕を祝い、市内の園児たちが一足早く、繊細で色鮮やかな切り絵に光と音を組み合わせて表現された空想の世界を楽しんだ。15日に開幕する。

 

 愛知県を拠点に活動する光の切り絵作家、酒井敦美さん(50)の作品約20点を展示。光を当てる方向で絵が二つの表情に変化する「一画二驚」▽動く光の切り絵と音楽と歌で物語を描いた「うごく絵本」▽酒井さんが鳥取県内を取材して表現した大スケールの「地球スケッチ」▽万華鏡に入り込むような「光で作る『音彩万華鏡』」▽「フォトスポット」―の五つのゾーンで構成される。

 開幕式で新日本海新聞社の吉岡徹社長が「作品を見てひとときの安らぎを味わっていただきたい」とあいさつ。来賓の県西部総合事務所県民福祉局の郡浩光局長は「幻想的で温かくわくわくするような展示。鳥取県の魅力を改めて感じてもらう機会になれば」と期待した。

 内覧会では、わたり保育園(同市渡町)の年長児23人が早速会場に入り、絵が変化したり次々と映像が変わって不思議な世界観が広がったりするたびに「何これ!」「すごいきれい」などと歓声を上げて喜んだ。

 会期は8月27日まで。15、16日、8月11、12日の午後7時半~8時半は、同タワーのロビーの天井などに「光の花火」を打ち上げる映像作品が披露される。

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