即興漫才で新番組紹介 傘寿文枝、喜寿きよしがお祝いも BSよしもと

地域ニュース、主要

 上方落語協会前会長の六代桂文枝と、文化功労者に選ばれた唯一の漫才師である西川きよしの“吉本レジェンドタレント”両巨頭2人がそろって「BSよしもと7月新番組合同発表会」に出席。自身の新番組を説明し、これまでのイベントなどで2人が組んで演じ好評だったお笑いコンビ「コツコツブラザーズ」として即興漫才を披露。用意された誕生祝いケーキを互いに食べさせようとして顔に塗りたくるハプニングを突如展開した。

 2人の番組は、まず「西川きよしのコツコツ大冒険!」(土曜夕4時)で、きよしが日本各地の知られていない魅力を探り、全国のインフルエンサーと地域まで出向いてコラボ。多くの「ご縁」を手掛かりに、グルメやスポットなどを自ら体験していく。番組編成的にすぐ後に続くことになった「桂文枝の全国の首長さんに逢(あ)いたい!」(同夕4時15分)は、落語会で全国各地を回る道すがらその土地の首長を訪ね、人柄や自治体の魅力を聞き出す。

 両番組はBS放送後にYouTubeチャンネルでも公開されるため、大ベテラン2人が結果的にデジタルコンテンツへのデビューも同時に果たすことに。

 会見では2人が漫才形式で意気込みを語った。「コツコツブラザーズ」としてこれまでにも漫才を披露していたが、この日も息の合った掛け合いで即興漫才スタイルで進行。自身の番組についてきよしは「ロケでは初めてのことを学ぶし、インフルエンサーの方とも初めて触れ合うので緊張もします。子どもや孫にいろいろ教えてもらいながら、一生懸命頑張っています!」と神妙。また文枝は「首長さんは地元の方と一番近くで普段から接しておられる方なので、その土地の面白い話をいっぱいご存じ」と話し、既に手応えを感じている様子。

 今月で文枝が傘寿の80歳、きよしが喜寿の77歳を迎えることから、会場には似顔絵入りバースデーケーキが用意された。YouTubeでは、イケメン男子や男女カップルの“イチャつき系動画”が話題ということで、互いに「あ~ん」とケーキを食べさせあう姿を撮影することに。ところが、2人の芸人魂に火が付いたのか、ふざけ合っているうちにお互いの顔にケーキを塗り合うはめとなり、大御所芸人同士の「まさか」の展開に会場は大爆笑に包まれた。

同じカテゴリーの記事