大阪市浪速区の難波八阪神社（粟辻勲宮司）で１４日、夏祭り本宮恒例の陸渡御が盛大に執り行われ、多くの氏子崇敬者が氏地を巡行した。
１３日夜の「道頓堀川船渡御」に続いて、約１５０人が奉仕した。朝の神事でおはらいを受けた一行は、国内外の参拝者に見送られながら境内を出発。猿田彦や枕太鼓、みこし、だんじりなどからなる渡御列が、浪速、西、中央（旧・南）の各区にまたがる広い氏地を練り歩いた。
同神社総代会長の位上謙二さん（７８）は「コロナ前の祭りの姿が復活し、とても喜んでいる。今後も多くの人たちに支えられながら、いいお祭りを継承したい」と話した。日没後の境内も家族連れなど大勢の参拝者であふれた。
