今春、ＡＢＣテレビに入社した新人アナの小櫃（こびつ）裕太郎（２３）＝東京都北区出身、成蹊大卒＝と、大仁田美咲（２２）＝明石市出身、神戸大卒＝が今月から番組デビュー。得意は大仁田がクラシック・バレエ、小櫃が歌だそうで、いきなりそろってポーズを取るノリのよさが最大の魅力。
小櫃は高校時代に人気グループ「ＥＸＩＬＥ」にあこがれ、ＬＤＨボーカルオーディションを受け応募者３万人から１４４人まで残った経験も吐露。大仁田も負けじと１５年間打ち込んだバレエで養った柔軟性を証明するため「たぶん、社内で一番柔らかいと思います」と前置きし、両手をつないだまま腕をグルリと前から後に回すパフォーマンスを即興披露した。
目標についても小櫃は「ＴＢＳ系アナウンス学校だったので、安住紳一郞さん。ユーモアがあり、日常の中に笑顔を届けたい」と明確。大仁田は「阪神タイガースが幼い頃から好き。今年だけで７回試合を見に行っています。野球中継での女性ベンチリポーターはいらっしゃらないので、私ができれば…」と意欲的。
新人アナ研修担当の武田和歌子アナは「学生時代の大半をコロナ規制の下で過ごした世代。当初心配したが、この２人は通常の学業やサークル、キャンパスライフができなかった分、自分で考えて動いて目標を見失わず日々進んできた。想像したよりずっと精神的に強い若者たちで、将来必ず会社の柱になってくれると思う」と頼もしげに太鼓判。
