関西圏の飲食店と鳥取県の食材をつなぐ展示商談会「食パラダイス鳥取県」が12日、大阪市北区のグランフロント大阪で開かれた。県内12事業者が出展し、ブランド牛として高い評価を集める鳥取和牛や陸上養殖のサーモン、地酒などをシェフらに売り込んだ。
展示会は鳥取県関西本部の主催で、大消費地・関西の飲食店とつながりを持つことでブランド力の向上を図り、販路開拓につなげるのが狙い。
食肉販売などを展開するエムケイ開発(伯耆町)は、鳥取和牛の試食会を実施。食品事業部の宮廻新一統括部長は「2025年の万博に向け関西でのアピールに弾みがついた」と上々の手応えを口にした。
「とっとり琴浦グランサーモン」の陸上養殖を手がける鳥取林養魚場(琴浦町)の小泉総司さんは「ロシアなどの海外産に比べ鮮度は抜群、身質も良いので関西の外資系ホテルでも使っていただいている」とアピールした。