県立ハロワ内にキャリラボ開設 潜在的な人材を支援

 鳥取県内3カ所の県立ハローワークの一角に「キャリアデザインLab」(通称キャリラボ)が誕生し、18日、JR鳥取駅構内にある県立鳥取ハローワークで開設式が開かれた。専業主婦やシニア層、引きこもり経験者など、能力や体力、意欲はあるが、現在求職活動のきっかけがつかめていない人たちに情報発信し、就労を支援する相談窓口となる。

 潜在労働力の掘り起こしと深刻な人手不足の解消を目的に、県が約1014万円かけて設置。全国で求職者などにキャリア支援を展開する民間企業「タスクールPlus」(渡辺智浩代表)が運営する。

 キャリアコンサルタントの国家資格を持つスタッフ11人が交代制で常駐し、無料で相談に応じる。就労マッチング支援のほか、リスキリング(学び直し)や資格取得の提案、適職診断などを行う。

 開設式では、平井伸治知事が「新しい人生、キャリアを選ぼうとする場所がキャリラボ。ぜひ気軽な気持ちで立ち寄ってほしい」と呼びかけた。キャリラボのスタッフ、上田美鈴さんは「自信をなくしていても必ず強みがある。背中を押して自分らしい働き方ができるよう応援したい」と意気込んだ。

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