自慢の高音部で存在感 津吹みゆが新曲熱唱

 デビュー10年目を来年に控えた“みちのくの歌姫”津吹みゆ(27)が自慢の高音部をフルに聞かせて「KOBE流行歌ライブ」の生歌で存在感を示した。

 新曲「郡上しぐれて」の最後のアウトロ部分で曲名が登場、ヒュッと音程が上がるが素晴らしい響きで印象的に締める。しかもこの日は、アグネス・チャンの日本デビュー曲「ひなげしの花」を熱唱。1972年、香港から彗星(すいせい)のように現れたかれんな少女の甲高い当時の歌声を完璧に再現してみせた。

 デビュー当時から目標だった「歌の仕事で、全47都道府県を訪問する」を晴れてクリア。「今回のライブ会場が神戸・新開地で近くに私が大好きな大衆演劇の専用劇場がありテンション上がりっ放し。それに憧れの宝塚歌劇団大劇場があるのも兵庫県。私にとっては“神県”ですね。朝から新幹線で新神戸駅に降り立つともう夢心地です」と素直な感想で、客席からも歓迎の盛大な拍手。

 同じ東北出身の女性歌手3人で「みちのく娘」のユニットを組んでの活動も。引っ張るのはもちろん明るく張りのある彼女の高音部だ。「羽山みずきさんと工藤あやのさんはどちらもちょい年上で甘えられるお姉さん。思いっきり東北弁でガールズトークすると元気をもらえます」と、スイッチ切り替えを楽しんでいる。

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