県内の日本遺産因州和紙に写す あおや和紙工房で写真展

 鳥取市青谷町山根のあおや和紙工房で、県内の日本遺産の写真を伝統工芸品「因州和紙」の上に再現した「因州和紙写真展~とっとりの日本遺産~」が開かれている。和紙特有の柔らかな質感により、まるで絵画のように見える写真や巨大タペストリーなど33点が並ぶ。8月27日まで。

 和紙の質感を楽しみながら、県内で日本遺産に認定されている麒麟(きりん)獅子舞、北前船、三徳山、大山牛馬市の背景や魅力を学べる。台紙には、同工房が独自開発した「いなば倭紙」を使用。地元の植物で作られた和紙で、それぞれ違う模様の台紙も見どころのひとつだ。

 畑山博幸学芸員は「和紙に写真を印刷することで出る独特の風合いを楽しんで」と来場を呼びかける。

 今月23日には、麒麟獅子舞のマリオネット劇の披露や、ペーパークラフト工作のワークショップも予定している。

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