20歳以下の25人で構成する「少女歌劇団ミモザーヌ」(総合演出・広井王子)夏公演「~魅惑のバラエティショウ~Summer Collection 2023」(8月12、13日=大阪なんば・YESTHEATER)を前に、1期生メンバーの高2トリオ、すずきみあいムェンドワ(17)、いわむらゆきね(17)、ちばひなの(16)が取材に応じ、意気込みを語った。
公演は第1部が1人の少女が正しい事と悪くずるい事をそれぞれささやく白と黒の天使の言葉に心を揺さぶられながら成長する姿を描くミュージカル。第2部は歌と踊りのライブステージ。
ゆきねは「出演の皆でお芝居の“この時の少女の気持ちは?”をディスカッションしたりして、2期生以下によい経験になる。私は5年目なので、今までやってきた事を全て出し切りたい」、ひなのも「今回から公演で客席からの声出しがOKになり、すごく励みに。マスクを外した笑顔も舞台から見える。楽しんで舞台を作っていきたい」。みあいは「会場がミモザーヌの旗揚げ公演を20年末にやったYESTHEATER。あの時以来で懐かしい。成長した私たちを直接見てほしい」とアピール。
歌劇団メンバーは20歳になったら卒団する決まり。いまもりまなか団長は7月1日に20歳の誕生日を迎えた。ひなのは「まなかの『この夏公演が最後』という言葉を聞くたびに、存在の大きさを感じます」、みあいも「まなかの代わりはいない。1期生の誰が次の団長になっても支えていく」と決意。ゆきねは「まなかのいないミモザーヌは全然想像できない。もし私が団長になったら、全力で皆を引っ張ります」と責任感を前面に。
憧れのアーティストについて、まずゆきねは「映像のお仕事が好き。目標は安藤さくらさん。飾らない自然な演技が心に刺さる」、みあいは「歌が大好き。美空ひばりさんが劇中で歌っておられる映画を見て昭和歌謡に憧れています」、男性誌グラビアでも活躍中のひなのは「吉高由里子さんの目の演技がすごい。視線の動かし方だけで圧倒するのでとても引かれます」と専門的見方。
初公演から約2年半がたち、今夏から高校生以上のメンバーがSNSを解禁。3人もInstagramやTwitterを実名で開設、個人で「ミモザーヌ」の魅力発信ができるようになった。ひなのは「SNSをやってみたかったので楽しいです。まだフォローして下さるファンは少ないんですがまずは私を知ってもらって、最終的にはグループも応援してもらえるように、頑張って更新していきます」と楽しそうだ。