八頭の“共通テスト”挑戦 移住者の会が企画 「町にもっと関心を」

 一昨年秋に発足した八頭町在住の移住者コミュニティー「八頭町移住者の会」(矢部啓祐会長、20人)は、「八頭町共通一次テスト」を行い、参加したメンバーらは「難しい」と言いながら問題を解いていき、町の知識を広げていった。

 問題作成者は、同町観光協会の佐藤竜也さん(38)。今回、長年温めていた企画として提案したところ「面白い」と即採用。住職自身も移住者の会メンバーである同町船岡の光賢寺が会場を提供した。

 佐藤さんも7年前に、地域おこし協力隊として神戸から移住した。仕事柄、町の観光に関わっていることから、もっと町に関心を持ってほしいと「共通一次テスト」を考え、4択や記述を含む全30問の問題を作成した。

 「八頭町に近年起こった出来事を古い順番に並べなさい」「マスコットキャラクター・やずぴょんが、ゆるきゃら日本一になった種目は?」など、常識問題から珍問・難問をそろえ、この日集まったメンバー4人が頭を抱えながら挑戦した。

 参加した中屋史男さん(71)は「かなり難しかった」と言いつつ、「日常で分かっているつもりでも、改めてクイズとして向かってみると面白く、楽しめた」とにっこり。

 「いつか八頭町クイズ大会をしてみたいと思っていた」という問題作成者の佐藤さんは「町のいろんな人たちに挑戦してもらえたら。チーム戦早押しクイズができたら面白そう」と、早速次回の企画を温めていた。

 同会は不定期ながら月に1回程度集まって、八頭町や鳥取の季節を楽しむイベントを企画するなど、移住者同士の交流を深めている。

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