200人が清掃に汗 クリーンアップin加茂川

 米子市の中心市街地を流れる加茂川で22日、「クリーンアップin加茂川」が行われた。上流は並木橋から下流は河口の灘町橋まで約1・7キロの区間で、市民ら約200人が繁茂した藻を刈り取るなどした。

 清掃活動は2011年から行われており、今年で13回目。加茂川まつり実行委員会や加茂川を美しくする運動連絡協議会をはじめ、賛同する市民団体や企業、県、市などから有志が参加した。

 開会式で、長田吉太郎同実行委員長(43)らが「祭りの時季を迎え、皆さんに加茂川沿いを気持ちよく歩いてもらいたい。清掃を通して加茂川への愛着を深めてほしい」とあいさつした。

 参加者は川岸の草刈りを行ったほか、胴長の作業着を着て川に入り、柄に金具が付いたレーキなどを使ったり、両腕に抱えたりして藻を取り除いた。下流域では、流れてきたごみをカヤックを使ってすくった。

 生徒3人で参加した米子北高3年の坂本敬太さん(17)は「想像以上に藻が多くてびっくりした。アユが泳ぐ川なので、きれいにしたい」と汗をぬぐった。

 この日は、鉄イオンの働きで水質を改善する「鉄炭団子」が加茂川に投入されて効果を上げていることが、業者から報告された。(上本康成)

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