「中山には伝説がいっぱい」 「きばらいや上中山」 中学でふるさと授業

 大山町下甲の中山中(吹野玉枝校長)で、中山について学ぶ授業「ふるさとについて」があった。

 3年生18人が「総合の授業」として受講。今回が初回で、上中山地域自主組織「きばらいや上中山」(徳永幸実代表)のメンバー3人が講師を務めた。

 副会長の渡辺博幸さんは「中山には伝説がいっぱいあるから面白い。皆さん、地域の人と話をしてください」と促した。

 組織の活動報告では、同町束積の中山神社に残っている「伯耆の白兎」の伝承を、多くの人に知ってもらいたいと2017年に、紙芝居を制作し、うさぎ年である今年は、白うさぎの石像を神社に奉納したことを話した。

 また、「神話伝説 伯耆の白兎」と題した絵本も、みんなの意見や資料も取り入れながら完成させた。制作を担当した奥田幸子さんは「白うさぎの動きや表情、また風景の色合わせなど考えることは多かったけど完成してうれしい」と話した。

 最後に、絵本の読み語りボランティア「麦の会」の向陽たか子さんが、完成した「神話伝説 伯耆の白兎」を3年生の前で披露。今回が初披露の場となったという。

 受講した福留颯真さんは「中山の面白さや良さを改めて実感できた。この地域に生まれた喜び、どこに行ってもこの地域の人間であることを誇りに思って生きていきたい」と振り返った。

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