岩美町牧谷の美術作家、岡野元房さん(57)の美術展が鳥取市覚寺の渡辺美術館で開かれている。「自然との共鳴」をテーマに創作したオブジェなど約40点が並んでいる。8月27日まで。
「草原の音」「風の音」「拍動」をキーワードに、自然の雄大さや命の営みを立体作品で表現。メインオブジェの「草原の音」は、グミの木の枝や麻布、鉄などを使って、風の動きや命の鼓動を独特の感性で伝えている。麻と鉄のみでシンプルに造形した「風をはらむ乗り物」は、自然と文明の友好的な関わりを表している。
岡野さんは「風や虫の音、鳥のさえずりを思い浮かべながら見てほしい」と話した。
この他、因州和紙を使った光のオブジェや絵画も展示している。