県中部の発展に尽力 石田前市長の叙勲祝賀会

 春の叙勲で旭日小綬章を受章した前倉吉市長の石田耕太郎さん(73)の祝賀会が7月29日、倉吉シティホテルで開かれ、石田さんとゆかりのある約140人が出席して功績をたたえた。

 石田さんは大阪府と鳥取県職員を経て、2010年から3期12年にわたって市長職を務め、任期中は企業誘致や16年の鳥取中部地震からの復興、新型コロナ対応などに尽力した。

 発起人代表の広田一恭市長は石田さんの業績に触れ「倉吉と県中部の発展をもたらした功労者」とたたえ、平井伸治県知事はコロナ禍の対応について「全国でもいち早く中部1市4町でワクチン共同接種の仕組みをつくった」とリーダーシップを称賛。「一緒に仕事をしたことを幸せに思っている」と振り返った。

 人気ドキュメンタリー番組風に市長時代の足跡を振り返る動画が流れるなど、会は終始和やかな雰囲気で進行。妻の恵子さん(71)と一緒に3人の孫から花束を受け取った石田さんは「中部地震など災害で苦しいこともあったが、全体的に楽しく仕事ができた。やり切った」と感謝し、「今後も倉吉が魅力ある素晴らしい街になるよう一致団結して尽力いただきたい」と述べた。

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