境港に「パシフィック・ワールド」初寄港 1800人が乗船、観光へ

 境港市の境港に9日、クルーズ客船「パシフィック・ワールド」(7万7441トン)が初寄港した。日本人を中心とする約1800人が乗船し、同市内や大山、松江城、出雲大社などの観光に出かけた。

 非政府組織(NGO)「ピースボート」のクルーズで、旅行会社「ジャパングレイス」(東京都新宿区)が企画運営。7月29日に東京港を出発し、北海道や金沢、那覇などを巡って今月16日に東京港に戻る。

 この日は午前7時ごろ、境夢みなとターミナルに到着。船内であった歓迎式典で、境港管理組合副管理者の松尾紳次島根県副知事が「山陰の歴史や文化、自然を楽しんでほしい」と述べ、伊達憲太郎境港市長と共に船長らに記念品を贈った。

 ターミナル展望デッキに夫婦で見学に訪れた島根県雲南市の男性(60)は「船が寄港するとき、たまに見に来る。いつかは乗ってみたい」と話した。

 同船は9日午後7時に韓国・釜山に向けて出港する予定だったが、台風6号の影響で10日午前8時に変更した。

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