鳥取港に台風ごみ 船舶通航に支障、作業難航

 台風7号の影響で、鳥取市港町の鳥取港などには大量の流木やごみが漂着し、船舶の通航に支障が出ている。17日からごみの撤去を開始したが、作業は難航。完了には数日から1週間程度かかる見込みだ。

 撤去作業は、鳥取港湾事務所が災害協定を結ぶ建設業者などに依頼。オイルフェンスで囲んだごみを重機ですくい上げているが、風向きや潮の流れによってごみの集まる場所が変わるため完全撤去に時間を要するという。

 やまこう建設土木部の田村裕之港湾課長は「船を使ってごみをかき集められればいいが、船外機に詰まって使えなくなる。状況を見ながら地道に作業を進めるしかない」と話した。

 台風ごみはレジャーシーズンに打撃を与えた。遊漁船の船長の男性(76)は「書き入れ時だが、予約があっても断るしかない」と残念がる。鳥取海上保安署の巡視艇「とりかぜ」も出港できない状態となったが、同保安署の高住博文所長は「事案が発生した際は、境海上保安部や香住海上保安署が対応する」とした。

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