若桜町「100選」棚田も崩落 台風7号

 台風7号で日本の棚田100選に認定される若桜町※米(つくよね)も被害を受けた。棚田の複数箇所ののり面が崩落。成長した稲穂が倒れ、収穫前の美しい景観に打撃をもたらしている。

 同町によると、8月30日時点で町内で水田への被害が確認されたのは15カ所で、※米集落が中心。森岡茂樹さん(68)の水田では、長さ5メートル、高さ4メートルほどの範囲が崩れ落ちた。

 台風が来るまでは暑い日が続いていたため、乾いてひび割れた土壌に雨が入り込んで崩落してしまったという。森岡さんは「台風だから何かあるとは思ったが…これから被害が広がらないか不安。何とかしてほしい」とこぼした。

 上川元張町長は「迅速な復旧に向けて補正予算で対応したい」と話した。

 同町ではそのほか、八東川から若桜地区への水門の損壊や、町道への土砂流出などの被害があった。

※は券の刀が旧

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