北川景子、吉岡里帆に伸び伸び演じてもらうのがポイント

「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」主演

  •  「撮影現場では普段お会いできない人と話せるので、なるべく共通の話題を用意していきます」と北川景子
  •  「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」で主演を務めた北川景子
  •  「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」の一場面

 俳優の北川景子が、WOWOWの「連続ドラマW 湊かなえ『落日』」(9月10日放送開始)で主演を務めた。演じたのは、自身の過去と向き合うため15年前の事件の謎を追う映画監督。「どんなにつらくても、真実を知ることが救いになると信じて進む『執念の人』です」

 湊かなえのミステリー小説を映像化。映画監督の長谷部香(北川)は、新作の脚本を無名の甲斐真尋(吉岡里帆)に依頼する。題材となるのは、ひきこもりの男が妹と両親を殺害したとされる「笹塚町一家殺害事件」。製作のため調べを進めるうち、事件と香、真尋の因縁が明らかになる。

 撮影では、初共演となる吉岡の役作りに圧倒されたという。「非常にロジカルに役を組み立ててきた。彼女に伸び伸び演じてもらうことが、この作品のポイントだと感じた」。吉岡のプランを尊重し、自身は現場で感じたままを表現する「受けの演技」を心がけた。

 見どころの一つに、タイトルにもなった「夕日が沈む場面」を挙げる。特にラストシーンの夕日は「香と真尋が苦しみの果てにたどり着いた景色。一緒にすがすがしい気持ちで落日を見送ってほしい」とアピールした。

 撮影の合間には、吉岡、黒木瞳ら共演者とさまざま...

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