1本の木に並んで実った梨とリンゴ。米子市河岡の尺八奏者、上田福美さん(73)が遊び心で梨の木にリンゴの枝を接いだところ、今年初めてリンゴの実がなった。実を試食したところ、味も良かったという。
上田さんは自宅近くの約6アールの畑で園芸栽培をしており、一昨年に梨の「幸水」の木にリンゴの「つがる」の枝を接いだ。これまで花は咲いても実はならなかったが、今年5月ごろから最大で直径7センチ程度のリンゴが3、4個実り始めた。
「梨にリンゴを接ぐ人はあまりいないので面白いかなと思った」と上田さん。「今後は逆にリンゴの木に梨を接いでみたい」と新たな目標を掲げている。