味わい豊かな人間ドラマに

山下智久主演「神の雫」

  •  クラウス・ジマーマン。「ブドウの収穫時期に合わせてロケをするなど、季節感にもこだわった」
  •  ドラマ「神の雫 Drops of God」の一場面。山下智久が演じる遠峰一青(☆(○の中に小文字のC)Hulu Japan)
  •  ドラマ「神の雫 Drops of God」の一場面。カミーユ。原作の日本人男性をフランス人女性に置き換えた(☆(○の中に小文字のC)Hulu Japan)

 ワインを題材にした日本の人気漫画を山下智久主演でドラマ化したHuluオリジナル「神の雫 Drops of God」(全8話)が15日に配信開始。プロデューサーのクラウス・ジマーマンは「ワイン好きの人も、そうでない人も楽しめる味わい豊かな人間ドラマになった」と話す。

 著名なワイン評論家が死後に残した膨大なコレクションの争奪戦を描く。原作の主人公で、評論家の息子である神咲雫をフランス人女性カミーユに置き換え、日本とフランス、イタリアを舞台にした国際色あふれるドラマに生まれ変わらせた。

 ドラマ版の主人公で、遺産を巡ってカミーユと対決する遠峰一青を演じたのが山下。起用はオーディションで決定したという。「役への深い理解に基づく、説得力のある演技だった」とジマーマン。撮影中にもワインの勉強を続け「最後には現場の誰よりも詳しくなっていて驚いた」と山下の熱心さを褒めたたえた。

 ワインが主役の作品だけに、目には見えない「味」と「香り」を伝える映像表現に力を入れた。「カラフルな色彩が爆発する抽象的なイメージを描いたり、森の中を歩き回る映像で視聴者の想像をかき立てたり。どの映像もVFX(視覚効果)は使わず...

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