#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (9)富山県美術館(富山市木場町)

  • 県産材のアルミや杉をふんだんに使った富山県美術館。五感をくすぐる遊具が人気の「オノマトペの屋上」は休館日も家族連れなどでにぎわう=富山県美術館提供(撮影・小杉写真事務所)
  • 予約不要で誰でも気軽にものづくりが楽しめるアトリエは子どもに大人気。足しげく通うリピーターも多い
  • 「変えるべきものと変えてはいけないものを見極めた計画的な更新が必要」と話す布野館長
  • 館内に設置されたタッチパネル。大型ディスプレーでさまざまなポスターが検索できる
  • 名作椅子がずらりと並んだ展示室。実際に座ることができる作品もある

 “公園(庭園)のような”と表現される美術館は多々あるが、子どもたちが大好きな遊具を備えた、本当の公園を屋上に造ったのは「富山県美術館」(富山市木場町)だけではないだろうか。「美術館とは優れた作品を鑑...

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#2025鳥取県美 -先進施設に学ぶ- (記事一覧へ)

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2025年春に予定する鳥取県立美術館の開館まで約2年となった。着工寸前での凍結、ゼロベースからの再検討、立地を巡る綱引き…。都道府県単位の美術館としては全国でほぼ最後に建設され、開館は県民の悲願と言える。ただ、いまだに「どんな美術館になるか分からない」との県民の声は多い。他の都道府県の公立美術館の運営や展示、地域との関わりなどを取材する企画「#(ハッシュタグ)2025鳥取県美~先進施設に学ぶ」を月1回掲載し、約63億円の投資効果に見合う「公共財としての美術館の役割」とは何かを探る。

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